テレパシィ
















































「あ〜!」











「・・・・・」











「あ〜〜!」











「・・・・・」











「あ〜〜〜!」











「うっせーんだよ!さっきからンだよ!!」











「ヒマだから勝手に叫んでみました。」











「なーにがヒマだぁ!?おめぇの前にある書類の山が見えねぇのか?」











「あたしなーんも見えまっせーんっ」



























の前には大量の書類。











の隣にはかなりイラついてる、オレ。



















大変そうだと思い手伝ってやってんのに











コイツはさっきからヒマだヒマだと叫んでやがる。











オレが手にしている筆で











何度コイツの顔に落書きしてやろうと思ったことか。



























「あーもーっ!!!」











「だーっ!今度はなんだっ!?」











チャンに睡魔が襲ってきちゃいました〜」



























それもそのはず。











只今もう日にちは変わって真夜中。











オレがコイツを見つけたのは











ちょうど昼過ぎくらいだったから











かなり長い間、コイツの仕事を手伝ってやったんだ。



























つーかオレ隊長だぞ!?



























なんでコイツ(部下だし)の仕事をオレが片付けてやんなきゃ











いけねぇんだよ!























「ねーシロちゃん?」











「あ?」











「ココで寝てもいい?」











「あー?ってダメに決まってんだろ!!」











「えーいいじゃん」



























ムリムリムリムリ。











まずこの仕事どうすんだ?











もひとつ、こんなトコで寝られても











オレどうすりゃいいんだよっ!?











オレの理性ってモンをぶっ壊すつもりか!?































目がトロトロの











首はこっくん、こっくんと揺れていて











今にも眠りについてしまいそうなほど。



























「オイ」



























オレの右肩に軽い重みがのっかったかと思ったら、











もうは夢の中。



























「マジで寝たよ、コイツ・・・」



























静かに寝息をたててオレの隣で











眠る











憎たらしいんだけど、











不覚にも可愛くて。



























これはやっぱ、











コイツの部屋まで運んでいった方がいいのか?



























このままでいるのは、











オレ的にもかーなーりマズイ。



























「軽っ!」



























絶対起きてたら怒る(つーか殴られる











お姫様ダッコも寝てるんだったら











お構いナシ。











思ってたより軽くて少し驚いた。











寝てるおめぇがいけねぇんだからな?



























静かな廊下で











誰かにこんな形で出会ったら











絶対なんか言われるだろうけど、











運よくだれにも出会わず











の部屋の前に着いた。



























布団は敷きっぱなしで











こんなところでもの性格が読み取れる。



























静かに











布団の上に降ろして











静かに部屋を出ようとした。







































「・・・シロ・・・ちゃん・・・」







































起きたか、と思ったけど











さっきのようにまだ寝てる。



























寝言。かと思った。











どんな夢、みてるのかな。



























オレの夢











みてくれてたらいいな。なんて。



























オレのこと











好きでいてくれてたらいいな。なんて。















































































「好き・・・だ」















































































それは



















キミが眠りについているから



















言えるワケで。







































それは



















キミがオレの目を見ていたら



















絶対に言えないワケで。







































今だけしか



















キミに伝えられないワケで。















































































ちゃんとこの声がに届いていてくれてたら。















































































の顔の横に手をついて











そっと、頬に口付けた。



























































今度こそ、ちゃんと部屋を出て











残っている仕事の山を片付けに行った。















































































いつかは



























キミに伝わるといい



























声にだして



























キミの瞳を見て



























伝えよう



























もう一度



























「好き」と。






















































































+++++++++++++



終わりじゃぁっ!

短くてごめんなさいo

この夢は愛する真澄に捧げます〜

真澄のみのお持ち帰りOKなんで

そこんとこシクヨロっす☆








05/02/22