突撃!お掃除隊
今日は学校の関係で部活が休みだった。
だからオレはテニス部マネージャーの
先輩を超必死でオレの家に呼んだ。
誰にも秘密だけど、オレは先輩がマジで好き。
オレの苦手な英語をおしえてもらうってコトで先輩は来てくれた。
…オレは勉強なんてする気ゼロ。
ただ先輩と一緒に居たいだけ。
先輩に先に2階のオレの部屋に行かせて、
オレは冷蔵庫からファ○タをだして部屋に行こうとしたら、
先輩が2階から降りてきた。
「先輩…『赤也!!」
言葉をさえぎられた。
なんかマズい事でもあったか?
「なんスか?」
「赤也、ゴミ屋敷になる前に掃除しよう?」
「はぁ?」
そして現在に至る。
オレはベットの上でせっせと動きまわってる先輩をながめてる。
先輩はもぅ半分キレてて、
この部屋のもの全部捨てちまえ!とか
たまに叫ぶ。
こんな風にオレのために世話をやいてくれるところも
オレ的に好き。
「赤也!いらない物は全部捨てる!!」
そんなこと言われたってこの部屋にあるものは
全部オレにとって必要なもの。
…だと思う。
「ねぇ、先輩?」
「あ?」
「キャラ違いますって。」
「赤也も手伝えよっ!」
「勉強はどうなったんスか?」
「…忘れてた」
「あっ!それオレの!!」
勉強のことなどすっかり忘れてた、
先輩がでっかいゴミ袋に突っ込もうとしたのは
昨日発売してからまだ1ページも読んでないジャ○プ。
オレは先輩の手からそれを取り上げた。
「先輩!ジャ○プは捨てないでくださいよ〜」
「ゴメンゴメン!それより勉強するよっ!」
「ってはぁ?掃除はどうなったんスか?」
「ムリ!足の踏み場もなかったのにここまで頑張ったあたし天才的!!」
「…それ丸井先輩じゃないっスか。」
まぁ、先輩が来る前よりかはキレイになったと思う。
あ。イイコト考えた。
「先輩?」
「なに?」
「掃除ってこれで終わりじゃないですよね?」
「あったり前!」
「だったら、また掃除しにオレんち来てくれるんでしょ?」
「…しょうがないなぁ。」
「いいっスか?」
「うん。」
「やった…『ただし!」
…またさえぎられた。(本日2回目)
「あくまでも掃除しにきてあげるんだからね!」
そういいながらもちょっと赤くなってた先輩は
最高にかわいくて、思わず抱きしめてしまった。
「ちょ…赤也///」
「先輩かわいいっスよv」
「…放せバカ也っ!」
「…はぃ」
急に先輩から黒いオーラが漂ってきたので
オレは素直に先輩を放した。
「さっ!勉強するぞ〜!!」
「げっ!」
「そんなあからさまに嫌な顔すんなや赤也。
大体今日は赤也が勉強教えてほしいって言ってきたんでしょ〜?」
それからオレはとことん先輩に英語を勉強させられた。
口実に「勉強するから」なんて言わなきゃよかったなぁ。
本当はオレ、滅多に人を家になんて呼ばないんだよ?
けど、なんで呼んだかっていうと
…キミはオレの特別な存在だから。
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ハイ!赤也でした〜***
ヒロインさん、途中でキャラ変わってしまいました…
感想などをいただけるとウレシイですw